midorigasoyoguブログ

毎日を自分らしく生きるために、綴ります。

60年程前、子どもの頃に過ごした町を歩いてみた。

気分を変えて、いつもと違う所をウォーキングする事にした。
20㌔余りを車で走って行って、私が生まれて小学3年生まで過ごした町(村だよなぁ、だいぶ田舎だから。)を歩いてみた。
60年程昔に過ごした町。私の始まりの町。
新しく家が建っているし・・・新しい道が走っているし・・・橋もかかったりして・・・随分様変わりしていたが、所々に昔の面影があり、懐かしかった。
一緒に遊んだ友達の所だろうと思われる家もあった。
みんなと遊んだ広場が残っていた。新しい遊具が設置されていたけれど、殆ど昔のままだった。上級生たちもみんなで、陣取り遊びをしたりして走り回って遊んだ所。

懐かしい神社の前を通った。子どもの頃、お祭りにこの階段を登って行った。お店が出て賑やかだった。神社の広場には舞台があって、田舎芝居が行われていたなぁ。

キョロキョロ辺りを見ながら歩き、振り返ると、遠方に法王山脈が見える。
当時は、テレビは無かったし、本も殆ど無く、おもちゃも少なく、野山を走り回って遊んでいた。子ども時代に思いを馳せながら歩きまわった。

歩いていると、蠟梅があちこちに咲いていて、満開だった。

子どもの頃に通った小学校は統合して無くなり、校舎の一部が公民館になっている。運動場はそのまま残っていて、今も地域の人達に使われている様だった。


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町をぐるりと歩き回り、随分と歩いた。
10000歩はゆうに超えただろうと歩数計を確認してみると、設定がストップになっていた!!! え~~~!!なんと!!!
まぁ、とにかく歩いた。


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散歩ドラマ『歩くひと』を思い出した。主演の井浦新が、「歩いてくるよ。」と、家を出てただただひたすら歩く。殆どセリフがない。「はぁー。」「ほぉー。」「わぁー。」と周囲の景色に驚きながら、ただただ歩きまわる。歩くとは、過去を巡る旅でもある、と。


歩くことはなかなか気持ちが良い、と思う。歩くことは、自分の性分に合っていて好きだ。