midorigasoyoguブログ

毎日を自分らしく生きるために、綴ります。

2022瀬戸内国際芸術祭 伊吹島へ行ってきた。

香川県観音寺市の観音寺港から船に乗って25分の伊吹島に出掛けた。
伊吹島は、周囲5.4キロの小さな島で、「伊吹いりこ」で有名な漁業の島である。
漁船といりこ加工場が島辺にたくさん並んでいる。


島の入り組んだ細い坂道を上がったり下りたりして、あちこちに展示されている国際色豊かなアーティストたちの作品を巡って回る。
伊吹島は、芸術祭の春期と夏期はいりこの生産で忙しいため、秋期(9/29~11/6)のみの参加となっている。


2019からの作品。オランダとインドネシアの作家さん。『パサング』インドネシア語で潮流、またはペアを意味する。他の三か所の場所にも同様の作品が展示されていた。

2022の作品。ロシアと日本の作家さん。『ものがみる夢』 旧伊吹小学校の教室に展示されている。
「海の庭」窓から見える美しい海や島の景色と「島の庭」島での生活を想像させる彩りの美しい作品。静かで穏やかな雰囲気の心地よい空間だった。

2022の作品。インドネシアの6人の作家さん。『つながる海』海という場で世界がつながっているという事を表している。

  


2019からの作品。インドネシアと日本の作家さん。『伊吹の樹』
出産前後、女性だけで生活し、家事から解放され養生する「出部屋」と呼ばれる場所が産院跡地にあったという。

昔に、産後の女性を守るという風習ある島の社会に驚き感心した。
その場所に、生命の樹が植えられた。
内側に何枚ものガラスが張られていて、キラキラと輝ききれいだった。大きく迫力があり、生命力を感じる作品だった。

島には食堂は無くて、芸術祭の期間中のみ開店のお店が数件あった。
私達は、島のお母さんたちが作った「うららの伊吹島弁当」を選んだ。いりこ飯・いりこの天ぷら・小魚きんぴら・いりこのふき大根など、いりこづくしの美味しいお弁当を、屋外の青空の下で頂いた。


          * * * * * * * * * * * * * * *


それから島の中心部にある伊吹八幡神社に回った。


          * * * * * * * * * * * * * * *


以前2014・6月、芸術祭期間中ではない時に、伊吹島に遊びに来た時は、伊吹八幡神社で偶然にもお祭りをしていた。江戸時代以前からの民族・宗教行事が今も残っているということだった。

        


          * * * * * * * * * * * * * * *


 秋の一日、ゆっくり芸術祭を巡る小さな旅をした。