midorigasoyoguブログ

毎日を自分らしく生きるために、綴ります。

心理学、優しく、少しずつおさらい

 退職して時間が出来たので、本類も、整理をしている。大方はブックオフに持っていくが、たくさん持って行っても価格はどれほどにもならない。まぁ整理するのだからそれでもいいけれど、必要とする人の所に届いて欲しいとは思う。百科事典などは、ブックオフでも受け取ってもらえず資源回収に出す。メルカリに出す事もある。心理学関係の本は、メルカリに出品すると比較的早く売れるので驚く。『心』に関することは、みんな関心があるのだと感じる。
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 私も、心理学に関心があり、学び続けてきた。知識を身に付けて、自分の状態を客観的に説明したかったから。遠くに目を向けて、俯瞰的に考えたかったから。
 そして、学んだ知識が、支えが必要な人の助けになればと思う。


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 今の年齢の私を、心理学的に考えてみる。

 40代以降の壮年期は、次世代の育成への関与をして、世代性の獲得をする時期。それが困難な時は、自身の関心に没頭して停滞してしまう。私はと言うと、自分の子どもといった狭い範囲での次世代の育成は、充分とはとてもとても言えず自信はないが、まぁ子ども達が私が育てた以上に何とか育ち独立したので、余裕がないながらも自ずと出来ていたのだろう。しかし広範囲社会での次世代育成となると、全く拡がりがなく、だめだなぁ。
 今60歳以上の老年期は、人生の肯定的又は否定的側面を受け入れる自我の統合が目指される時期。それが困難な時は人生への後悔による絶望が招かれる。私も60余年も生きてくる中では、たくさんの事があり、泣き、笑い、不安定な精神状態の時もあった。それらの事を受け入れる事が出来るようになったと思う。嫌な事は、嫌な事として。
 そして今、幸せだなぁと思える。こんな高齢者の幸福感は『エイジング・パラドックス』と呼ばれる。それは、高齢者が肯定的な情動体験を維持するために、否定的な情報よりも肯定的な情報を選好する『選択的社会情緒理論』と言われる。そう、嫌な情報よりも明るい情報を好むし、否定的情報を発する人は避けている。明るい笑顔で、安定した情緒で過ごしたいと思う。ままならない事もあるが。


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 今の私は、仕事も退職し、子ども達はそれぞれ独立して家庭を持ち、夫婦二人暮らしをしている。コロナ禍で回数は少なくなり、遠方へは難しくなったが、二人で旅行にも出掛ける。二人で野菜や果物つくりを楽しんでいる。孫の話をしては喜んでいる。