midorigasoyoguブログ

毎日を自分らしく生きるために、綴ります。

60代後半になって・・・

 60代後半になって・・・


 10~20代頃は、・・・心が悲鳴をあげていのだと思う。悲鳴をあげている自分の心に気付かず、自分の心を開く事が出来ず、ただ黙々と生活していた。言葉して伝えることが出来ていたなら、助けてと伝えることが出来ていたなら、もっと簡単に乗り越える事が出来たかもしれないと思う。不器用な生き方をしていたのだろうと思う。


 30~40代は、子育てに一生懸命で、子供達には少しうるさく頑張らせ過ぎたかもしれない。子供達は自分で育つ力を充分持っているので、少しの必要な支えや応援で良かったのだろうと今なら思う。でも、いい子たちに育ってくれたから、良しとしよう。


 50歳前後は仕事。時間に追われる生活だったが、仕事自体はやりがいを持って続けていたし、社会の中で過ごすための色々な事を教えてもらった。大切な友達も出来た。それでも、気付かないうちにストレスを抱えてしまっていた。


 60歳を過ぎて、1年ごとに、両親をそれぞれ送った。両親に対する色々な思いを抱えていて、優しく温かな良い介護が出来たとはなかなか思えないが、やらなければならない事はやったと思う。仕事をしながらの介護は大変で、身体全体に蕁麻疹が出るような事もあったけれど、夫や周囲の人に支えてもらいながら、送ることが出来たと思う。介護保険の制度が利用出来た事は、両親との間に距離を置く事が出来て、とても有難かった。


 そして60代後半の今、子育ても終え、仕事も終え、介護も終え・・・夫婦二人の生活を送っている。ゆっくりした時間を過ごせる今の生活がとても心地良い。読書もゆっくり出来る。エイジング・パラドックスとか、否定的な情報よりも肯定的な情報を選好する選択的社会情緒理論とか言うものなのだろうか。