midorigasoyoguブログ

毎日を自分らしく生きるために、綴ります。

四国を出発して、北陸・能登半島を周る1600キロの車旅

🍁🍂一日目は、四国を朝7時過ぎに出発して、ひたすら北陸に向かって走る。1日目は、北陸までの移動の日。


途中、丹波篠山でしばらく休憩する。臨床心理家・河合隼雄氏の故郷である篠山の街を歩いてみた。河合氏兄弟は、山野をかけめぐって育ったという。篠山は、京都への交通の要として栄えた城下町ということで、今もその歴史的町並みが残っている。
中心通りはボタン鍋など猪の料理看板が多く目に付いた。橋の欄干にも猪の彫刻があった。

篠山城址

1時間余り、篠山を散策して、再び高速道路に乗り時々パーキングで休みながら、夕方6時頃に福井市へ到着する。福井市で一泊。 


🍁🍂翌、二日目は一乗谷、永平寺、東尋坊を巡って、輪島に向かう。

一乗谷朝倉氏遺跡館跡

南陽寺跡庭園

迫力ある石組み!

そう言えば・・・大河ドラマ『麒麟が来る』で朝倉氏館が出てきたのを思い出した。


🍁一乗谷から、永平寺へ向かう。紅葉真っ只中だった。
深山幽谷の地にある厳しい環境の中の荘厳なお寺のイメージとは違って、思いの外煌びやかで現代的だった。

修行僧の修行は、生活とかけ離れたものではなく、まさに日常生活そのままが修行とのこと。座禅を組んで、朝のおつとめをして、作法通りの食事をして、掃除をして・・・の修行。


🍁それから、東尋坊へ。世界三奇岩の一つと言われる。荒々しい岩肌がそそり立っている。日本海の荒波が打ち付けすごい迫力 だったが、その荒波のために遊覧船は欠航していて残念だった。

恋のライバルに断崖から突き落とされた東尋坊(僧侶)の恋の物語は哀しく、海が荒れている。
東尋坊から輪島へ、200キロ弱の行程を走り、輪島で一泊する。


🍁🍂三日目は、輪島朝市で買い物をした後、能登半島を時計回りに一周する。
まず白米千枚田へ。
平地が乏しい自然環境の中、手間暇かけて耕して来た農作業。今は、JA、千枚田愛耕会、市役所など多くのボランティアの方や、オーナー制度のオーナー会員の方の支援で、景観が保存されているとのこと。
田んぼの一画に『我慢の松』と呼ばれる松があって、厳しい日本海からの風にさらされて、九の字に折れ曲がっていた。我慢のお米作りをしていた昔を思った。

ちょうど夜間ライトアップの期間(10/23~3/3)だったので、前日輪島のホテルに入る前に、17時半頃に回って『あぜのきらめき』を見ておいた。ライトは、ピンク、グリーン、ゴールド、ブルーと色が変わる。全て自然エネルギーでライトアップしていて、日没を感知して点灯し、4時間後に自動消灯するようになっているとのこと。

 

次は、能登半島最北端 禄剛埼灯台(狼煙の灯台)へ。
天気の良い日には、佐渡島が見えるとの事だったが、残念ながら見えなかった。
灯台は、日本海を航海する人にとって重要な目印だったという。

明治時代にイギリス人技師が設計した白亜の灯台

それから、軍艦島(見附島)へ。弘法大師が布教のため、佐渡から能登に渡る際に見つけたと言われる。

           

能登島大橋を渡って、名倉温泉へ。

3泊目は、名倉温泉『加賀屋』に泊まった。日本一の「おもてなし」と言われているが、出来れば、中居さんが度々訪れることなく自由に過ごさせて欲しかった。
館内美術品巡りツアーが開催されていて、参加した。人間国宝作家など名だたる方の立派な作品が、館内の至る所にたくさん飾られていて、館内はまるで美術館だった。


🍁🍂四日目は金沢市内・近江町市場と金沢駅に行った。兼六園や東茶屋町や21世紀美術館は前回2013年に回ったので、今回は止めた。金沢駅は、前回の時は、まだ建設中だったので、完成を見たくて足を延ばしてみた。金沢駅は、世界の美しい駅14に選ばれているという。

美しい鼓門

そういえば、2013年21世紀美術館に行った時の、美術館のランチプレートはパレット型だったなぁ・・・、と思い出した。これが21世紀美術館の一番の記憶だなんて、花より団子だなぁ。            

            

長い運転で大変だから、少しでも帰路の運転の負担(運転は全て夫で申し訳ない)が少なくなるように、若狭湾まで戻って来て、四日目は若狭湾の三方五湖の湖畔の秘湯の湯『虹岳島荘』に泊まった。

窓から直ぐそばに水月湖が望めた。

            
🍁🍂🍁五日目は、四国を目指して帰る。その前に、レインボーラインを走って、天空のテラスから、三方五湖の景色を眺める。

それから、途中、小浜市、明通寺でしばらく休憩する。鎌倉時代の建立物・本堂と三重塔は国宝に指定されている。

本堂と三重塔

          


合計1600キロほどの行程を、ゆっくりと、あちらこちらへ寄りながら旅をして、戻って来た。そして、日常生活に戻った。(運転の夫は疲れただろう、ありがとうございます。


家事も何にもしなくてよい時間。ただただ好きな所に行って、のんびりと風景を愛で、美味しいものを頂き過ごす日常から離れた時間。たまに出掛けるのはいいが、毎日遊んでばかりも・・・・・なかなか疲れるので、帰って来てホッとして寛いでいる。


旅行するにも、なかなか体力が要る。元気で動ける間に行きたいところへは行っておきたいと思う。