midorigasoyoguブログ

毎日を自分らしく生きるために、綴ります。

物語り。物語る。意味が分かる。

 『ナラティブ』と言う言葉が好きだ。


 これまで自分が歩いてきた道を振り返って、辿り直してみる。漠然とした歩みを、自分の物語として紡いでみる。物語ることによって、生きてきたストーリーを了解する。
 今の自分が昔の自分を見つめ直すことで、その時々の出来事の意味が見えてきたり、新しい意味が引き出されたり、生み出されたりする。
 色々ないくつもの物語が折り重なり、そして今ここに居る。

    


 ・・・・・・・語りによって、こだわりや思い込みにとらわれたドミナントストーリー(支配する問題の浸透したストーリー)が、自分がこだわることなく自然に居ても良かったであろう望ましい物語・オルタナティブストーリーに、ゆっくりと変わっていく。 


 また、自分だけでなく、他のたくさんの物語を知ることによって、自分の物語への理解が拡がる。

 

 
 夢を見た。誰かに責められて、呆れられて、相手にしてもらえない。私は、どうしようもなくやりきれなくなって、無茶苦茶を言い叫んでいた。目覚めても、哀しく、淋しく、みじめな感覚が残っていた。昔・・・こんな気持ちの中に住んでいたのかもしれない。 


 以前、心理学の講義の中で「主人公にされていたクライエントを、どう作者に作り変えていくのかが支援」「自分が自分の人生の主人公になるのではなく、自分の人生の作者になる。」という風に話しておられたのが印象に残った。


 当時、私はすっかり自分の物語の主人公になって、悲しんだり、怒ったり、困ったり、幾分混乱していたりした。それからは、自分で、自分の物語の主人公を優しくリードして育てる作者になることを意識した。作者として、自分の物語を語っていきたいと思った。


          * * * * * * * * * * * * * * *


 昔、子どもから「しんどい生き方をしているね。」と言われた事があった。そうだったのだろうと思う。


          * * * * * * * * * * * * * * *
 

          * * * * * * * * * * * * * * *        


 友人の家を訪問して、一日一緒に洋裁をした。何より、気の置けない話がたくさん出来て、自粛生活の、重苦しい気持ちが少し晴れた。