midorigasoyoguブログ

毎日を自分らしく生きるために、綴ります。

五剣山、山歩き。頂上に行けそうにない山だった。

山好きの友人に、連休に、楽に登れそうな山という事で教えてもらったのが香川県八栗寺五剣山。こぶの様な峰が4つ突き出した面白い形をした山だった。5つめの峰は大地震で崩れて平らになってしまったとのこと。標高375メートルの短時間で登れる程度の山という事で、ハイキング気分で、山歩きを楽しもうと出掛けた。 


そんな気持ちで出掛けたけれど、実際現地に行ってみると、どうも様子が違う。岩が崩れやすい事や、滑落事故もあり危険な事から、入山禁止の立て札があったりする。
せっかく来たのだからと、入山禁止の立て札のない方向から登り始めた。緑の中を歩くことはとても気持ちが良かった。山歩きは楽しい。暫くは普通の登山道だった。

進んで行くと、どうも様子が違う。傾斜が急で、垂直に近い鉄梯子やロープを使ったり、崖に沿って上がっていかなければ、上に向かって登れない!!! にょきにょきと上に向かって突き出している山だから、壁面は急だろうと想像はつくが、それにしても・・・・・冒険過ぎる。


後で調べてみたら、「低山と侮るなかれ、讃岐1危険な山」だとか、「ピクニックとかレジャー気分で登ってはいけない山」とか書かれてあった。

  

山頂目指して登ることは諦めて、危険個所は避けて、安全な中腹辺りを巡り、ハイキングの様な山歩きをして戻った。                   


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五剣山は、低山でも厳しい難所が多く、山岳修行の山という事だったのだ。危険な苦行を自らに課して、修行に励み祈るところ。祈り・信仰の山だったのだ。


至る所に様々な神仏をお祀りしている像や祠があった。


私達は頂上には辿り着かなかったが、目的はさてあれ、新緑の美しい中を歩き、山の中でお弁当を食べ、リフレッシュして戻ってきた。